このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動




サイトメニューここまで
本文ここから

水鳥が群れ集う自然の宝庫 さばえ

ページ番号:192-287-867

最終更新日:2017年3月24日

コハクチョウが舞い降りる水辺 日野川

 冬を迎える頃、日野川には、多くの水鳥たちがやってきます。
 マガモやコガモ、ヒドリガモのほか、ヒシクイやコハクチョウも、日野川などの水辺を旅の宿としています。鯖江の自然豊かな環境が水鳥たちに安らぎを与えているようです。
 水鳥が戯れる風景は、地域の人たちにとって、日野川の冬の風物詩ともなっており、散歩する人たちの心を和ませてくれます。
 極寒の北の国から長旅を続けてきたコハクチョウたちが、10月の中旬から次々と優雅に日野川に舞い降りてきます。

 水辺で休息する白い群れの中には、灰色をした数羽の幼鳥もいますが、北帰行の頃には、白くたくましくなります。
 コハクチョウは、「コォーコォー」と鳴き、一夫一婦で6月から7月頃に繁殖期を迎え、孵化した雛は、1ヶ月半ほどで独り立ちできるようです。日本野鳥の会福井県支部丹南ブロックの納村力氏によると、今年の2月には、最高で85羽を確認しており、例年、県内では、鯖江市内での越冬が最も多いとのことです。

なお、今年、コハクチョウが鯖江で最初に確認された日(初認の日)は、10月18日で、有定橋上流において2羽確認されています。
鯖江にやってきたコハクチョウの中には、しばらく休息した後、さらに別の地を目指して飛び立つものもいますが、鯖江で越冬するものは、夜は安全な日野川などの水辺で過ごし、早朝には、餌場となる水田などに移動します。

餌場を求めて…

 コハクチョウが離着水するためには、滑走を可能にする一定の広さと距離が確保できる水面が必要であり、冬に水が張ってある田んぼ(冬水田んぼ)が好まれます。
 そのため、エサを食べるコハクチョウの姿は、和田町や冬島町のほか、舟枝町などの水田で確認されています。

 コハクチョウは、植物をエサとしており、水を張った水田に舞い降りると、頭を水の中に突っ込んで、クログアイ(注釈)の根やマコモなどの水草を食べるほか、刈り取った後に再び伸びて実った穂(二番穂)をエサとして利用しています。
 今年のように、猛暑が長期間続くなど、気候の大きな変化は、水鳥をはじめ身近な生き物たちにも脅威となっています。
 近年、気象変動が激しくなっている中で、毎年飛来するコハクチョウは、鯖江の地が、安心して休息できる水辺や餌場となる水田などの豊な自然に恵まれていることを教えてくれます。

注釈:クログアイ

湿地に生育する植物で、泥の中に地下茎を長く這わせる。日本では、関東や北陸以西の本州から九州にかけて分布し、水田に生育することも多く、水田雑草として定着している。

再びさばえに…

 最近では、減反や転作などの影響で水田が減少するなど、身近な生き物たちの環境が脅かされている状況もあります。

生物多様性の保全が叫ばれている今日、人と生き物が仲良く暮らしていくためには、人が活用していない農地などを、それを必要とする生き物のために活かすことも考えていかなければなりません。活用されていない農地を利用することは、里地再生保全の大きな手立てのひとつで、すでに、全国各地の取り組みの中で立証されています。
このような状況にあって、市では、春になり北帰行するコハクチョウたちが、次の冬には、さらにその数を増やし、再び鯖江の地に舞い降りてくれるよう、里地里山の環境を守ることが重要であると考えています。そして、市民の皆さんや市民団体、事業所の皆さんと協働して、身近な生き物たちが安心して生息できる豊かな自然を、次の世代に引き継いでいくことを目指しています。
そのためには、私たち一人ひとりが、自然の中に生かされていることを再認識し、生き物に対するやさしさといつくしみの心を持ち続けることが大切ではないでしょうか。

オシドリの棲む里 河和田

自然豊かなオシドリの里

 市の鳥に指定されているオシドリは、日本では、北海道や本州中部以北で繁殖し、冬季になると本州以南(主に西日本)へ南下し越冬するのが一般的ですが、鯖江では、河和田地区で一年をとおして観察されています。これは、河和田地区には、繁殖や生活に必要な森や水辺などの豊かな自然があり、他の土地に渡って繁殖しなくても、一年中棲息できる良好な環境があるからだといわれています。

環境保全区域と生態系の保全

 オシドリやゲンジボタルをはじめとする生き物たちが生息できる環境を保全するため、市では、地元の皆様の御要望をもとに、平成21年4月に河和田川と金谷川の一部を環境保全区域に指定して、人と生き物が共生できる環境づくりを目指しています。
 また、地域における生き物たちの生態系を保全するためには、環境保全区域における動植物の環境を守ることはもとより、周辺の山林や農地、水辺の自然とのつながりが重要な役割を果たしていることから、周辺の森林や農地等の環境を保全していくことも必要です。
 さらに、地域における環境を保全していくためには、市や県などの行政機関だけでなく、地元の町内会や団体等の皆様の御理解と御協力が必要不可欠です。
今後も、地域の環境は、みんなで暖かく見守っていきたいものです。

鳥の豆知識

 渡り鳥とは、食糧、環境、繁殖などの事情に応じて定期的に長い距離を移動する鳥をいいます。これに対し、1年を通じて同一の地域やその周辺で繁殖も含めた生活を行う鳥を留鳥といいます。
日本にやってくる渡り鳥には、夏鳥と冬鳥があります。夏鳥は、主として繁殖のために日本より南の国から渡ってきて、夏を日本で過ごし、繁殖期が終わると再び越冬のために南の国に渡って行く鳥で、日本野鳥の会福井県支部丹南ブロックの調査結果によると、ツバメ、イワツバメ、オオヨシキリ、オオルリ、キビタキ、コマドリなどが日野川や西山公園などで確認されています。また、冬鳥は、主として、越冬のために日本より北の国から渡ってきて、冬を日本で過ごし、冬が終わると再び繁殖のために北の国に渡って行く鳥で、鯖江では、ツグミ、ジョウビタキ、マガモ、コハクチョウなどが確認されています。
 その他、日本より北の国で繁殖し、日本より南の国で越冬するため、渡りの移動の途中に日本に出現する鳥(旅鳥)もいます。主として移動時期である春と秋に見られ、西山公園では、エゾビタキ、マミチャジナイ、日野川ではアオアシシギ、キアシシギなどが確認されています。
 さらに、暑さ、寒さを避けるため、夏は山地、冬は平地というように繁殖地と越冬地を区別している鳥(漂鳥)もいます。ウグイス、ヒヨドリなどが代表的で、渡り鳥との違いは、渡り鳥がシベリアから日本というように比較的長い距離を移動するのに対して、漂鳥は、山地から平地に移動するなど、比較的近い距離を移動する鳥です。このため、同じ種類でも生息地によってウグイスのように留鳥となるものもいるそうです。

お問い合わせ

このページは、環境政策課が担当しています。

〒916-8666 鯖江市西山町13番1号(市役所本館2階)

環境推進グループ
TEL:0778-53-2227 0778-53-2228
FAX:0778-53-1121

このページの担当にお問い合わせをする。

情報がみつからないときは

サブナビゲーションここまで

鯖江市章
〒916-8666 福井県鯖江市西山町13番1号
TEL:0778-51-2200(代表)
FAX:0778-51-8161
  • 鯖江市の花・木・鳥
    つつじ・さくら・おしどり
  • 人口と世帯
  • 鯖江市の動物レッサーパンダ
    メガメガ・ウルウル
トップへ戻る
Copyright (c) Sabae City. All Rights Reserved.
このページのトップに戻る