海外宝くじのダイレクトメール
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最終更新日:2017年3月24日
Q
1年ほど前から「おめでとうございます。賞金10億円以上獲得が確実!」という内容のダイレクトメールが海外のいろいろな会社から頻繁に届きます。クレジット会社名とカード番号を記入し、数千円から1万円程度を同封すると賞金が受け取れるシステムのようです。全く応募した覚えもないのですが、文面中に自分の住所と氏名が印刷されているため本当に当選しているような気になります。当選していないのであれば今後は受け取り拒否をしたほうがいいのでしょうか。
A
消費生活センターにはこのようなダイレクトメールを使った海外宝くじの相談が後を絶ちません。あたかも当選しているかのような見出しですが、じっくり文面を読むと「賞金を獲得するためのエントリー資格がある。参加費用として、期日までに数千円から1万円程度を同封する。期日までに返信が確認されなかった場合は、エントリーの資格が無効になる」というものです。そして実際に賞金を得るためには別途クレジットカードや定額小為替などで海外宝くじの参加費用を支払うことが条件になっていますが、これは典型的な海外宝くじ詐欺の手法です。しかし、このような話を信用して参加費用を送金してしまったところ、毎月クレジット会社から引き落としされるので解約の電話を掛けたが、業者が海外のため、交渉が困難になった事例もあります。実際に賞金を得ることはなく、また海外宝くじに参加しているのかも定かでないのが実情です。
日本国内で海外宝くじを購入することは、海外の業者に購入代行をしてもらうことも含め違法と考えられます。これは海外宝くじが発行国で合法的なものであっても「購入する」という行為が日本国内のため、日本の刑法の適用があり、刑法187条(富くじの販売等)の規定に反するためです。もちろん海外で購入して海外で賞金を受け取るのであれば合法です。
被害に遭わないためには、甘い話には罠があると考え無視するのが一番です。受け取り拒否をすることはその住所に誰かが住んでいると伝えていることになるので、受け取った後無視するようにしましょう。またクレジットカードの情報を記載し返送すると個人情報の流出の可能性も考えられますので、信用できない相手にはクレジットカードの番号等を絶対に教えないようにしましょう。何か不審なダイレクトメールが届いた場合はすぐに消費生活センターにご相談ください。
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