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その7:曲木の大樋

ページ番号:782-909-914

最終更新日:2022年2月7日

曲木の大樋_概要(伝説)

曲木は、中野郷の末端で水利の便が悪く、昔から苦労してきた。
特に曲木より、舟枝に向かう西側、八蛇ヶ市地係は末端の為、特に困っていた。
1760年頃、幕府直轄領に飲用水を送るため、樋口から橋立に向かって深い川を掘った。
用水に困っているところへ川を掘られては、益々、水が届かない。
そこで、血気盛んな若者2人が工事中止を懇願したが聞き入れられず、若者は無礼打ちになった。
曲木では、この結末を受けて、青竹に若者の生首をつけて代官所に直訴した。
ようやく熱意が通じ、川の上に交差する川(樋)を造ることで和解した。
笏谷石製の大樋が曲木についた時は村中総出で迎えたといわれている。
若者2人は曲木の一大恩人である。
この大樋は、土地改良でいらなくなり、中野神社入口の谷川の落とし口になっている。

中野曲木の大樋。
中野曲木の大樋

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