近松の作品
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最終更新日:2024年3月26日
作品一覧表
浄瑠璃作品
時代物(じだいもの)約80作
歴史上の事件や伝説、説話を取材したもの。武士道や義の精神を主張している。
国性爺合戦(こくせんやかっせん)
日本に生まれた和藤内(後の国性爺)が明に渡り、異母姉、錦祥女とその夫等の助けを得て、明国の再興を図る物語。日本人を母とする和藤内の武士的精神や義理人情の悲痛な絡み合いが、当代の好みにあって3年越し17ヶ月興行した傑作。
出世景清(しゅっせかげきよ)
源氏に敗れた平景清は、一族の恨みを晴らすため、源頼朝を討とうとするが失敗し処刑されることになる。しかし信仰する清水寺の観音様に命を助けられ、九州日向(宮崎県)に下る。近松が竹本義太夫に書いた最初の作品。
世話物(せわもの)24作
現代物の意で、現世町人の社会的な悲劇を3段の簡潔な形式と流麗な文章で綴ったもの。
曾根崎心中(そねざきしんじゅう)
大坂平野屋の手代徳兵衛は、天満屋お初と愛し合い、主人の妻の姪との結婚を断る。その結納金を友人油屋九平次に騙しとられ、そのうえ恥をかかされる。窮地に立った徳兵衛は、お初と曾根崎天神森で心中する。世話物のジャンルを確立した最初の作品。
心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)
八百屋の養子に行った半兵衛とその妻お千世は半兵衛の養い親から離縁を強制される。姑を悪者にできない養い親への孝と、離縁しないと約束したお千世の親への義理との板ばさみから夫婦で心中の道を選ぶ。最後の世話物作品。
歌舞伎作品 約30作
けいせい仏の原
越前の大名梅永刑部の子、文蔵・帯刀兄弟を主人公としたお家騒動もの。三国(福井県)の遊郭を舞台に展開される。歌舞伎作品の中でも最高傑作のひとつ。
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