舘家は三床山山麓、鯖江市西方の集落の高台に位置する旧家。
当主は江戸時代には代々庄屋を務め、明治時代以降は和田村の村長を務めるなど、長きにわたって地域発展に指導的役割を果たしてきた。
主屋の東に位置する家財蔵（内蔵）は切石積基礎に建ち、2階建切妻造平入桟瓦葺で外壁漆喰仕上げ、腰は南・東面は簓子下見板張、北・西面はモルタル塗仕上げとする。
敷地の一角を占め、旧家の屋敷構えを構成する上質な土蔵である。

本ページの無断転用・転載を禁じます