旧鯖江地方織物検査所
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最終更新日:2017年3月31日
指定情報
指定 | 《国登録 18-0013》 平成12年4月28日 |
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所在地 | 鯖江市旭町1丁目 |
管理者 | (社)鯖江地方織物検査所 |
時代 | 昭和10年(1935) |
員数 | 1棟 |
概要
旧鯖江地方織物検査所のある一帯は、旧中小路町と呼ばれ、旧北陸道から一筋東側の通りに面した旧士族の居住地であった。明治時代の羽二重織物から大正・昭和初期の人絹織物へと生産物の移行に伴い、市街地周辺にも大工場が建設されるなど、明治から昭和初期まで市街地とその周辺には多くの繊維産業関連の建物が建てられた。
建物は、桁行5間×梁間4間の寄棟造桟瓦葺の小規模な木造2階建て。梁間中央に寄棟造桟瓦葺の車寄を持ち、外壁は縦羽目のドイツ下見張り、その上部を南京下見板とし、軒下に白漆喰の小壁を残すいわゆる下見板張りの洋風建築の一つの典型である。
鯖江地方織物検査所が建築された昭和10年(1935)は鯖江の繊維産業が羽二重から人絹織物へ転換し、繊維生産の一大生産地として発展していく時期であり、この建物は往時の繊維産業を偲ぶことの出来る県内でも数少ない遺構である。
※内部公開はしていません
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