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誠照寺四足門

ページ番号:897-161-865

最終更新日:2022年5月7日

誠照寺四足門
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指定情報

指定

《県指定 第360号》 平成19年4月20日

所在地 鯖江市本町3丁目 本山誠照寺
管理者 真宗誠照寺派本山誠照寺 
時代 江戸時代中期
員数 1棟

概要

 本山誠照寺は浄土真宗越前三門徒の中心寺院として、福井市の専照寺(せんしょうじ)、鯖江市横越の證誠寺(じょうしょうじ)とともに栄えてきた。元応3年(1321)、現在地に寺域を定め、鯖江町形成の基となり、永享9年(1437)に現寺号に改めたと伝えられる。その後、本願寺門徒との争いで衰退し、元禄6年(1693)には天台宗の傘下となったが、明治に至り本山として独立した。
 誠照寺四足門は、入母屋造(いりもやづくり)桟瓦葺(さんがわらぶき)、一間一戸の四脚門形式の建物で、円柱の上部には二手先(ふたてさき)組物(くみもの)を用い、二軒(ふたのき)扇垂木(おうぎしげたるき)の軒を支えている。規模は正面柱間7.08m、側面柱間4.67mで、四脚門としては県内最大規模の遺構である。禅宗様を基調とする折衷様式を持ち、彫刻装飾が各所にみられる。この彫刻も、材料である欅の木目を活かしたもので節度も良く保たれており、全体のバランスも良い。また、安永8年(1779)の年号の見られる棟札が発見されており、これがこの建物の建立年と判断される。加えて、この棟札にはその建立に加わった工匠として、棟梁大工瀧波勇七他小工4名も確認できることも貴重である。
 総じて、この建物は彫刻等細部の様式、構造、全体形式などすべての点において江戸時代後期の寺社建築の特徴を良く示しており、越前の近世寺社建築を代表する遺構といえる。

コラム 駆け出しの龍

 誠照寺四足門の両側面には、左甚五郎作と伝えられる龍の彫刻があり、“駆け出しの龍”と呼ばれている。優れた彫刻であることから、龍を恐れて鳥も寄り付かない「鳥棲まずの門」、一日見ていても飽きない「北陸日暮らしの門」の異称がある。

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