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神明社中雀門

ページ番号:609-253-175

最終更新日:2017年4月5日

神明社中雀門

指定情報

指定

《県指定 第305号》 平成10年4月24日

所在地 鯖江市水落町4丁目 神明社
管理者 神明社
時代 江戸時代前期
員数 1棟

概要

 神明社は安康(あんこう)天皇の時代(5世紀半ば頃)の勧請(かんじょう)と伝えられる。創建時は文殊山の南麓にあたる湯の花山に鎮座していたが、大治4年(1129)に烏ケ森(からすがもり)に遷宮した。その後、朝倉家をはじめ代々の国主の崇敬も厚く、多くの寄進状が残っている。
 神明社の建物は本殿・拝殿等が南北一直線に配置されており、中雀門は本殿の南面中央に位置する切妻造(きりづまづくり)桟瓦葺(さんがわらぶき)の四脚門形式の建物である。正面1間(3.03m)、側面2間(2.40m)で、笏谷石(しゃくだにいし)製の切石(きりいし)沓石(くついし)上に建ち、主柱を円柱、控柱を角柱とする。柱上に大斗肘木(だいとひじき)を載せて虹梁を架け、板蟇股(いたかえるまた)を入れ棟木を支え、二軒繁垂木(ふたのきしげだるき)の軒を支える構造をとっている。当初、屋根は茅葺であったが、明治19年(1886)に瓦葺にふきかえられた。
 建物の年代については、慶長8年(1603)に初代福井藩主松平秀康が再建したと伝えられていたが、平成5年の解体修理の際に発見された墨書銘によって、貞享(じょうきょう)5年(1688)に建てられたことがわかった。現在、県内で残っている四脚門は少なく、細部の様式も江戸時代初期の建築様式を伝えている。

コラム 元禄時代と豪商

 神明社中雀門が建てられた貞享5年は、9月30日に「元禄」と改元され、元禄元年迎えた。元禄時代は上方を中心に全国的に生産活動が盛んとなり、貨幣経済が発展した時代であった。窮乏した武士とは対照的に、富を貯えた商人や町人は遊興などに浪費することが多く、井原西鶴の『好色一代男』などの文学を生み出す背景となった。

※内部公開はしていませんが、塀越しに御覧いただけます

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