古川 田溝
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最終更新日:2017年3月24日
医業のかたわら幼児教育に尽力
鯖江幼稚園第1期卒園児
小学校時代から秀才として将来を嘱望されていた田溝は、医学をもって身を立てるため、第一高等学校に入学し、さらに東大医科学に進みました。しかし、修学の道は易しくなく、学費を稼ぐために動物・植物・鉱物など幅広い分野の標本を製作したり、一時休学して中学校で教鞭を執らざるをえないなど、苦学の学生時代であったといいます。
帰郷後、開業した田溝は医業に邁進まいしんするかたわら、趣味となった標本作り(特に貝類の研究)に没頭します。昭和8年(1933)に行われた大演習の際には、記念事業として窪田彦左衛門ととも『福井県貝類目録』を製作しています。
また、福井県に博物学会が設立された折には、副会長に就いたほか、母校である惜陰小学校の学務委員となり、大正14年(1925)に鯖江白菊婦人会が幼稚園の園主となって、幼児教育にも尽力しました。
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