鯖江市指定文化財

ふなつじんじゃおおとりい
舟津神社大鳥居(1基)

指定 
所在地 
管理者 
時代 
《県指定》 昭和61年3月28日
鯖江市舟津町1丁目 舟津神社
舟津神社 
江戸時代後期


 舟津神社大鳥居

 舟津神社は延喜式神名帳<えんぎしきじんみょうちょう>に見える「丹津<につ>神社」に比定される古社で、古くより北陸鎮護の社として篤い崇敬を受け、享保5年(1720)の間部<まなべ>氏転封後は鯖江藩主間部家の祈願所とされた。寛保2年(1742)に現在地に遷座し、王山の東裾に面して本殿[後出12]、割拝殿<わりはいでん>(台風により倒壊)、赤鳥居[13]、大鳥居がほぼ直線的に配置されている。
 舟津神社大鳥居は、本柱の前後に4本の袖柱(稚児柱)があり、これを貫(水平材)で連絡した木造両部鳥居形式である。左右2本の本柱は貫で繋ぎ、柱の上部に台輪を載せ、この上部を島木で連絡し、さらにその上に笠木を載せている。規模は、総高6.45m、本柱高5.26m、袖柱高2.86m、本柱間4.77m、袖柱間4.10mを測る。
 県内の木造鳥居では、敦賀市の気比神宮大鳥居(正保2年(1645))、武生市の大塩八幡宮一の鳥居(文化2年(1805))が著名である。舟津神社大鳥居は、社記により寛政12年(1800)の建造年次も明らかで、大工名等も知られる。また、天保10年(1839)、安政2年(1855)、昭和24年(1949)の修理に関する資料等も保存されている。江戸時代中期における木造鳥居の建築様式を伝える貴重な建造物である。

鳥居の起源
 神社の門ともいうべき鳥居の起源には諸説があるが、ある区域を垣や柵で囲ったことが玉垣に発展し、出入口として建てた2本柱を水平材で連ねて補強したものが鳥居になったとする説が最も自然である。
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