
さばえ菜花の苗を育てる石川さん |
元県農業試験場研究員だった石川武之甫さん(冬島町・67歳)はハナエチゼンの開発に携わるなど品種改良の第一人者として知られていました。
退職後の平成14年に鯖江中学校から学校裏の日野川堤防の雑草対策の相談を受け、菜の花を咲かせることが一番よいと考えた石川さんは、「せっかく作るならおいしい菜の花を作ってみんなに喜んでもらおう!」と考えました。
そこで、高級料亭で使われている品種と、鯖江の気候に適合させるため別の品種と掛け合わせ、食べておいしい「さばえ菜花」が誕生しました。
このさばえ菜花は、菜の花独特の油臭みや辛味がなく、甘みがたっぷりでやわらかい。年末から咲き始め(早い時には10月から)翌年の5月初めまで長期間咲いています。花の色も従来の菜種油とり用の菜の花(ややオレンジかがかった色)ではなく、純黄色(黄緑がかった色)で、つぼみが見え始めた頃に茎を折って茹でておひたしや酢の物として味わうほか、炒め物などさまざまな料理に使うことができます。
市は、見て美しく、食べておいしいさばえ菜花を特産物にしようと、市民の皆さんへ種の無料配布をしたり、菜花のレシピ本をつくるなどするなどして、推進に努めてきました。
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